ウィーンに森があるって知っていますか!?
北・西・南の3方向からウィーンを囲むアルプス山脈の一部を「ウィーンの森」と呼ぶんです。
地形的にはアルプス山脈の1番東に位置する場所☆
アルプス山脈は長さ1,200km、幅が約150〜250kmで、オーストリア、スイス、イタリア、フランスと大まかに4か国をまたぐヨーロッパのシンボルです。
山々が連なり、たくさんの谷が存在する山脈ですが、それぞれの部分に名称と特徴があるんですよ♪
そんなアルプス山脈の一部を成すウィーンの森の見どころを北・西・南に分けてご紹介していきます☆
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もくじ
ウィーンの森を楽しむ!見どころは6つ☆おすすめのツアーもご紹介します♪
ウィーンの森の地形は全て繋がっているので、歩いて縦断できますし、車道もかなり整備されています☆
ハイキングコースも短いものから長いものまで充実しているので夏場の自然を楽しむにはもってこいですね!
ちなみにウィーンの森の最高地点は894m。日本の有名な山では六甲山が標高931mなのでそんなに高くないということがわかりますね!
山というよりまさに森という言葉がふさわしく気軽にネイチャーウォークを楽しめる場所なんですよ〜♪
それでは見どころを見ていきましょう!
【北部】ブドウ畑が広がるカーレンベルクの丘からウィーン市内の絶景を楽しむ!
カーレンベルクの丘へは、まずウィーン国立オペラ座の前から出ているトラムD番ヌスドルフ行きに乗って向かいます。乗車時間は約30分!
終点のベートーヴェンガングに着いたらミニバスのホイリゲエクスプレスに乗り換えて約25分。カーレンベルクで下車しましょう☆
そこから15分ほど歩くと眺めが最高な展望台に到着です♪
高さ484mのこの展望台からは、ドナウ川、シュテファン寺院、そしてシェーンブルン宮殿まで、ウィーン市内を一望できますよ☆
1番眺望が良い所にはテラスカフェが広がっているのでお天気が良ければまったりと景色を楽しむのがいいですね〜!
景色を堪能したらトラム乗り場があるベートーヴェンガングまでブドウ畑の中を歩いて戻るのがおすすめ!
ゆっくり歩いて1時間半程度。歩きながら見るブドウ畑の景色は綺麗ですよ♪4〜10月は景色を眺めながらワインも楽しめます。
ベートーヴェンガングに着いたらトラムD番でウィーン市内に戻りましょう。
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【北部】グリンツィングにある居酒屋ホイリゲでオーストリアワインを楽しむ!
カーレンベルクからホイリゲエクスプレスに再び乗るとホイリゲが立ち並ぶグリンツィングに行けます。
ホイリゲとはドイツ語で「今年の」を意味していて、そこから「今年の新しいワイン」の意味で使われるようになり、次第に「新しいお酒を揃える酒屋」も意味するようになったそう。
オーストリアは日照に恵まれているのでアルコール度数が高い良質なブドウが育つんです!そんなブドウから生まれる希少性が高いオーストリアワインを是非ウィーンの森で☆
美味しいワインとお食事を堪能した後はトラム38番に乗ってウィーン市内に戻りましょう。市内まで20分くらいです。
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【北部】ベートーヴェンの散歩道でのんびりお散歩を楽しむ♪おすすめのツアーも☆
ウィーン近郊北部のハイリゲンシュタットという地域にある850mほどの小径をベートーヴェンの散歩道と言います。
ウィーン市内からトラムDに乗り終点のノースドルフベートーヴェンガングで降りると散歩道の入り口に着きますよ♪
夏の間、ベートーヴェンはここに住んで散歩しながら田園交響曲を作曲したとか。
ベートーヴェンの曲を聴きながら散歩するのもいいですね〜!
小さな小川がある小径を進んでいくとベートーヴェンの像にも出会えます♪
そして訪れたいのがベートーヴェンの遺書の家。
ひっそりとしている住宅街の一角にある白い外壁の建物で、かつてベートーヴェンが住んだ住居です。難聴に悩むベートーヴェンはこの家で遺書を書いたそう。
現在はベートーヴェン博物館としてゆかりの品の数々が展示されています。そして心地よい風が感じられる中庭もおすすめ。
ベートーヴェンがどんな生活を送っていたのか想像しながらのんびりした時間を過ごせそうですね〜!
ベートーヴェンの散歩道を巡るツアーはコチラ☆
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ウイーン郊外ワイナリー&バーデン市内観光<日本語/試飲付/ウィーン発着>by H.I.S.
【西部】ラインツ動物公園で雄大な自然や動物との触れ合いを楽しむ!
ラインツ動物公園はウィーンの森の西側入り口にあり、ウィーン市が管理する自然保護区域となっています。
広さはなんと24.5㎢(東京ドーム約250個分)!全体の8割近くが森林地帯で1周22kmもある壁に囲まれています。
この地域一体の歴史はローマ時代にまで遡りますが、帝国が崩壊するまではハプスブルク家の土地だったそう。
ウィーンの森として古くから愛されていたんですね〜!
散策路が整備されていて歩きやすくなっています♪
シカなどの動物が放し飼いされていて植物の説明も随所に見られます☆1日かけてじっくり散策したいですね。
ラインツ動物公園に公共交通機関で行くには、地下鉄4号線ハイツィング駅からトラムで60分のエルメスシュトラッセで降りた後、55Aのバスに乗り継いでラインツゲートで降りましょう。
【南部】美しく可愛らしい街・バーデンで温泉を楽しむ!おすすめのツアーも♪
ウィーンから南へ26km離れたウィーンの森にある街・バーデンは、ローマ時代から続く温泉地として知られています☆
ベートーヴェンやモーツァルト、シューベルトなど多くの作曲家がこの街に滞在しました。ベートーヴェンは第九交響曲の大半をこの街で作曲したそうですよ♪
街自体はコンパクトなのでウィーンから日帰りで訪問するのにピッタリ☆
ウィーンの中心地からは、地下鉄カールスプラッツ駅から出ている路面電車に乗って1時間ほどで到着!
そしてバーデンの見どころは次の5つ♪
- 三位一体記念塔
- ベートーヴェンハウス
- レーマーテルメ(巨大温泉施設)
- クアパーク
まず、路面電車の終着点があるヨーゼフ広場から市庁舎や三位一体記念塔のある広場へ。
市庁舎の手前の道を入ったところに「ベートーヴェンハウス」があります。ベートーヴェンが第九を作曲したときに住んでいたそう。内部は資料館です。
ベートーヴェンハウスから徒歩3分の距離にレーマーテルメという温泉施設があります。レーマーテルメとは「ローマ人の温泉」という意味だそう。
屋内外に大きな温水プールがあり水着着用で入れます。水温は36〜39℃と、日本人にとっては少々ぬるめ!?ですが、無理せず長湯が出来そうですね。
タオルや水着は現地でレンタル可能ですよ☆
そこから北に歩いていくとカジノの豪華な建物の後ろにクアパークがあります。
丘にたつ広大な公園のクアパークには花と緑の中にハプスブルク家の人々をはじめ、モーツァルトなどの有名な音楽会たちの記念碑が建っています。のんびりお散歩に最適ですよ〜☆
ウィーン郊外のワイナリーとバーデンを訪れるツアーもあります♪
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ウィーン郊外ワイナリー&バーデン市内観光〈日本語/試飲付/ウィーン発着〉by H.I.S
【南部】点在する見どころを一気に楽しむ!ゼーグロッテ地底湖・ハイリゲンクロイツ修道院・マイヤーリンク礼拝堂へ♪おすすめのツアーも!
南部には見どころが点在しているのでオプショナルツアーに申し込んで周遊するのもおすすめ!
是非訪れたい訪問地は3箇所です。
- ゼーグロッテ地底湖
- ハイリゲンクロイツ修道院
- マイヤーリンク礼拝堂
ゼーグロッテはヨーロッパ最大の地底湖です。元々は石膏鉱山でしたが、採掘中に巨大な地下水脈にあたり、鉱山は閉鎖。それから巨大な地底湖として観光地化され今に至ります。
映画やテレビ番組の撮影にも使われるような人気スポットなんですよ〜♪
モーターボートに乗って神秘的な世界へ!
ハイリゲンクロイツ修道院は、12世紀にレオポルト3世が創建されました。戒律が厳しいと言われるシトー派の修道院です。
ロマネスク様式の本道とゴシック様式の聖歌隊の席は一見の価値がありますよ☆
マイヤーリンク礼拝堂は、かつて狩猟の館だった場所ですが、ハプスブルク家の皇太子ルドルフと恋人がこの館で謎の自殺をとげました。
その後は皇帝の命により修道院となったそう。この事件を題材とした映画「うたかたの恋」は有名ですね。
今回おすすめした3箇所をまわるツアーはコチラ!
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ゼーグロッテ、ハイリゲンクロイツ修道院、マイヤーリンク礼拝堂をめぐる ウィーンの森半日観光ツアー<日本語>by[みゅう]
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まとめ
ハプスブルク家の人々や音楽家たちが夏場の避暑地として過ごしたウィーンの森。
のんびりゆったりと散策するのがおすすめです♪
オーストリアワインをお土産にいかがでしょうか☆
ウィーン市内からは30分〜1時間でアクセスできる距離なのでウィーンを訪れた際はぜひ足を運んでみてくださいね!