フランス旅行といえば、まず思い浮かぶのはパリ。
エッフェル塔やルーブル美術館、シャンゼリゼ通りなど、一度は見てみたい定番スポットがたくさんありますよね。
でも、フランスの魅力はパリだけではありません。
少し足を延ばせば、豪華な宮殿や美しい庭園、世界遺産の古城、歴史ある地方都市、南仏のリゾート地など、まったく違った景色に出会えます。
パリ滞在に1日追加して日帰り観光を楽しむのもよし、数日かけて地方都市まで足を延ばすのもよし。
この記事では、パリから日帰りしやすい観光地と、パリ以外で宿泊してゆっくり楽しみたい観光地に分けて紹介していきます。
パリ以外のフランス観光地はどう選ぶ?

パリ以外の観光地を選ぶときは、まず「パリから日帰りするのか」「地方に宿泊するのか」を決めると選びやすくなります。
ヴェルサイユ宮殿やジヴェルニー、フォンテーヌブローなどは、パリから比較的アクセスしやすく、1日あれば観光しやすい場所。
一方で、リヨンやニース、シャモニなどは移動距離もあるため、宿泊してゆっくり楽しむ方が向いています。
また、モンサンミッシェルやロワール地方のように、パリから日帰りできるものの移動時間が長い観光地は、往復送迎付きの現地ツアーを利用すると効率よく回りやすいです。
「歴史や宮殿を見たい」「美しい庭園を楽しみたい」「世界遺産に行きたい」「南仏でのんびりしたい」など、旅の目的に合わせて選んでみてください。
パリから日帰りできるおすすめ観光地
パリを拠点にフランス旅行をするなら、1日だけ郊外観光に使うのもおすすめです。
宮殿や庭園を楽しめるヴェルサイユやジヴェルニーはもちろん、少し移動時間をかければロワール地方やモンサンミッシェルまで日帰りで訪れることもできます。
ここでは、パリから日帰りで訪れやすいおすすめ観光地を紹介します。
ヴェルサイユ宮殿|パリ郊外観光の王道
パリ郊外の観光地として、まず外せないのがヴェルサイユ宮殿。
ルイ14世の時代にフランス王室の拠点となった壮麗な宮殿で、「鏡の回廊」をはじめとする豪華な宮殿内部や、広大な庭園を見学できます。
ヴェルサイユには宮殿だけでなく、グラン・トリアノンやプチ・トリアノン、王妃の村里などもあり、すべて見て回ろうとするとかなりの広さ。
宮殿だけなら半日でも観光できますが、庭園やトリアノンまで楽しみたいなら1日確保しておくのがおすすめです。
宮殿は月曜日が休館日で、入場には時間指定予約が必要です。
個人でもアクセスしやすい場所ですが、せっかくの1日を有効に使いたいなら、ヴェルサイユとジヴェルニーをまとめて巡るツアーも便利です。
ヴェルサイユとジヴェルニーを1日で巡る
モネの家と庭園、ヴェルサイユ宮殿をパリ発の日帰りでまとめて観光できます。
ジヴェルニー|モネの家と庭園を訪ねる
印象派の画家クロード・モネが長年暮らした村として知られるジヴェルニー。
ここで訪れたいのが「モネの家と庭園」です。
モネは1883年から1926年までジヴェルニーで暮らし、自宅の庭を自ら造り上げました。
特に有名なのが、日本風の太鼓橋や睡蓮の池がある水の庭園。
モネの代表作「睡蓮」の世界を実際に歩いているような気分を楽しめる場所です。
モネの家と庭園は例年春から秋にかけて開園しており、冬季は見学できません。旅行前に最新の開園期間を公式サイトで確認してください。
パリから個人で行く場合は、サン・ラザール駅からVernon-Giverny駅へ向かい、そこからシャトルバスなどを利用します。
乗り換えを考えるのが面倒なら、パリから往復できる半日ツアーも便利です。
半日でジヴェルニーへ
パリ滞在中に半日だけ郊外へ足を延ばしたい人にも利用しやすいツアーです。
フォンテーヌブロー|歴代王が愛した世界遺産の宮殿
ヴェルサイユとは少し違ったフランス王室の歴史を感じたいなら、フォンテーヌブロー宮殿もおすすめです。
フォンテーヌブローは、歴代のフランス国王や皇帝によって増改築が繰り返されてきた宮殿で、宮殿と庭園は世界遺産にも登録されています。
内部では、華やかな装飾が続くフランソワ1世の回廊や舞踏の間などが見どころ。
ヴェルサイユに比べるとパリ郊外観光の候補として見落とされがちですが、豪華な宮殿建築を比較的ゆったり楽しみたい人にもおすすめです。
パリから鉄道とバスを利用して個人でも訪れやすいため、自分のペースで観光したい人にも向いています。
ロワール渓谷|フランスの古城を巡る
「フランスらしいお城をたくさん見てみたい」という人なら、ロワール渓谷も候補に入れてみてください。
ロワール川流域には数多くの古城が点在し、城館や歴史的な町並みを含む一帯が世界遺産に登録されています。
中でも有名なのが、壮大な外観を持つシャンボール城や、川に架かるように建つ美しいシュノンソー城。
ただし、ロワール地方はひとつの観光地に城が集まっているわけではなく、それぞれが離れています。
そのため、パリから日帰りで複数の古城を巡るなら、送迎付きツアーとの相性がいい場所です。
パリからロワール古城巡りへ
個人では移動が難しいロワール地方の古城を、パリから日帰りで効率よく巡りたい人に便利です。
モンサンミッシェル|パリ発日帰りでも人気の世界遺産
フランスを代表する世界遺産のひとつ、モンサンミッシェル。
海に囲まれた岩山の上に修道院と小さな村が築かれた独特の景観は、写真で一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。
島内では細いグランド・リュと呼ばれる通りを歩きながら、丘の上に建つモンサンミッシェル修道院を目指します。
パリからはかなり距離がありますが、鉄道やバスを乗り継いで個人で行くことも可能です。
ただ、日帰りの場合は移動時間が長いため、往復交通を自分で組み立てなくていいツアーを利用するのもひとつの方法。
「パリ滞在中にどうしてもモンサンミッシェルまで行きたい」という人には、パリ発の日帰りツアーが使いやすいです。
パリからモンサンミッシェルへ
移動距離の長いモンサンミッシェルだからこそ、往復送迎付きの日帰りツアーを利用すると観光に集中できます。
パリ以外で宿泊して楽しみたいフランスの観光地
パリ近郊だけでなく、数日ゆっくり時間が取れるなら地方都市まで足を延ばしてみるのもおすすめです。
美食の街リヨン、アルザスらしい街並みが残るストラスブール、地中海沿いのニース、アルプスの絶景を楽しめるシャモニなど、パリとはまったく違ったフランスの魅力に出会えます。
移動時間もあるため、日帰りで詰め込むより1泊以上して楽しみたい観光地を紹介します。
リヨン|美食と旧市街を楽しむ
フランス南東部に位置するリヨンは、歴史ある街並みとグルメの両方を楽しみたい人におすすめの都市です。
旧市街を含むリヨン歴史地区は世界遺産に登録されており、石畳の路地や歴史ある建物が残る街歩きも魅力。
街を見渡したいなら、フルヴィエールの丘へ足を運んでみましょう。
丘の上にはノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂があり、リヨンの街並みを一望できます。
そしてリヨンといえば、やっぱり楽しみたいのが食事。
「ブション」と呼ばれるリヨン伝統の食堂では、クネルやソーセージなど土地の料理を気軽に味わえます。
パリから高速鉄道で約2時間ほどなので日帰りも不可能ではありませんが、夜まで食事や街歩きを楽しむなら1泊以上がおすすめです。
ストラスブール|アルザスらしい街並みを楽しむ
ドイツとの国境に近いアルザス地方の中心都市ストラスブール。
フランス国内でも独特の雰囲気を持つ街で、パリとはまったく違う景色を楽しめます。
中でも歩いてみたいのがプティット・フランス。
運河沿いに16〜17世紀の木組みの家が並び、細い路地や橋を歩くだけでも絵になるエリアです。
旧市街の中心にそびえるストラスブール大聖堂も見逃せません。
旧市街のグラン・ディルとノイシュタット地区は世界遺産に登録されており、歴史ある街並みをじっくり歩きたい人にぴったり。
冬にはクリスマスマーケットでも有名ですが、それ以外の季節もアルザスらしい街並みや郷土料理を楽しめます。
せっかく訪れるなら1泊して、昼と夜で雰囲気が変わる旧市街をゆっくり散策するのがおすすめです。
ニース・コートダジュール|南仏リゾートを満喫
海辺でのんびり過ごしたいなら、南フランスのニースへ。
地中海に面したコートダジュールを代表する都市で、青い海と明るい街並みはパリとはまったく違った雰囲気です。
まず歩いてみたいのが、海岸沿いに続くプロムナード・デザングレ。
約7kmにわたって海岸線が続き、地中海を眺めながら散歩するだけでも南仏らしさを感じられます。
旧市街にはカラフルな建物や市場、レストランなどが集まり、食事や街歩きも楽しめます。
ニースを拠点にすれば、カンヌやモナコ、エズなどコートダジュールの町へ足を延ばしやすいのも魅力。
1泊だけでなく、2〜3泊して南仏を周遊する旅にもおすすめです。
シャモニ|モンブランの絶景を楽しむ
海や街歩きとは違ったフランスを楽しみたいなら、アルプス山脈の麓にあるシャモニ・モンブランもおすすめです。
シャモニを代表する観光スポットが、標高3,842mのエギュイユ・デュ・ミディ。
街の中心部からロープウェイに乗り、約20分で標高3,842mの展望エリアまで上がることができます。
展望台からは、モンブランをはじめフランス・スイス・イタリア側へ広がるアルプスの山々を一望できます。
標高が非常に高いため、夏でも防寒着を用意しておくのがおすすめ。
また、天候によってロープウェイの運行状況が変わることもあるので、シャモニには余裕を持って滞在した方が安心です。
山登りをしなくても絶景を楽しめるので、アルプスの景色を見てみたい人にもぴったりの場所です。
日数別|パリ以外を組み込むならどこがおすすめ?
パリ以外の観光地まで楽しみたい場合は、旅行全体の日数に合わせて行き先を選ぶのがおすすめです。
パリ観光に何日使うかを先に決めて、そのうえで郊外や地方都市を追加すると無理のない旅程を組みやすくなります。
パリ+1日で行きやすい観光地
パリ観光に1日だけ追加できるなら、まずはヴェルサイユ宮殿・ジヴェルニー・フォンテーヌブローなど、パリ近郊の観光地がおすすめです。
どこもパリを拠点に日帰りしやすく、ホテルを移動する必要がないのがメリット。
特に初めてのフランス旅行なら、パリ観光をしっかり楽しみつつ、1日だけ郊外へ足を延ばすプランが組みやすいです。
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パリ+2〜3日で楽しみたい観光地
2〜3日余裕があるなら、もう少し遠くまで足を延ばしてみましょう。
おすすめはモンサンミッシェル・ロワール渓谷・リヨン。
モンサンミッシェルやロワール渓谷はパリ発の日帰りツアーもありますが、移動時間が長いため、前後の予定には余裕を持っておくのがおすすめです。
リヨンなら1泊して、旧市街の散策や夜の食事まで楽しむと、パリとはまた違ったフランス旅行になります。
1週間以上なら地方周遊もおすすめ
フランス旅行に1週間以上取れるなら、パリだけでなく地方都市まで組み込んだ周遊旅行もおすすめです。
ストラスブールやアルザス地方、ニースを中心とした南仏、シャモニなどまで足を延ばせば、街並み・海・山とフランスのさまざまな景色を楽しめます。
例えば、
- パリ+ストラスブール
- パリ+リヨン+南仏
- パリ+シャモニ
といった組み合わせも可能です。
日数が長いほど観光地を増やすのではなく、地方では1〜2泊しながらゆっくり巡る方が、移動ばかりにならず旅行を楽しみやすくなります。
パリ発の日帰り観光は個人とツアーどちらがいい?
パリ郊外の観光地は、個人でも行きやすい場所と、ツアーを利用した方が効率よく回れる場所があります。
ヴェルサイユ宮殿やフォンテーヌブローは、鉄道やバスを使えば個人でも比較的アクセスしやすい観光地。
自分のペースでゆっくり回りたい人や、滞在時間を自由に決めたい人には個人観光が向いています。
一方で、ジヴェルニー・ロワール渓谷・モンサンミッシェルなどは、乗り換えや移動距離を考えるとツアーを利用すると楽。
特にロワール渓谷のように複数の観光スポットが離れている場所は、往復送迎付きツアーを利用した方が1日で効率よく巡りやすいです。
| 観光地 | 個人観光 | ツアー |
| ヴェルサイユ宮殿 | ◎ 行きやすい | ○ 他の観光地とセットなら便利 |
| ジヴェルニー | ○ 乗り換えあり | ◎ 半日・1日ツアーが便利 |
| フォンテーヌブロー | ◎ 行きやすい | ○ |
| ロワール渓谷 | △ 複数城を回るのは大変 | ◎ |
| モンサンミッシェル | ○ 行けるが移動時間が長い | ◎ 日帰りなら便利 |
「できるだけ安く、自分のペースで観光したい」なら個人旅行、「限られた日数で効率よく回りたい」「乗り換えの手間を減らしたい」ならツアー、と考えると選びやすいです。
まとめ|フランスはパリ以外にも見どころがたくさん
フランスには、パリ以外にも魅力的な観光地がたくさんあります。
パリ滞在に1日追加するなら、ヴェルサイユ宮殿・ジヴェルニー・フォンテーヌブローなどの近郊観光が組み込みやすいです。
もう少し時間が取れるなら、モンサンミッシェルやロワール渓谷、リヨンまで足を延ばすのもおすすめ。
さらに1週間以上の旅行なら、ストラスブールや南仏、シャモニなどを組み合わせれば、パリとはまったく違うフランスの街並み・海・山まで楽しめます。
フランス旅行の日数や「何を見たいか」に合わせて、パリ+もう1か所を選んでみてください。