ベトナムと言えば、美味しい料理にカフェや雑貨なんか思い出しますよね。まさに女子がウキウキする場所だと思います。
そんな中、首都ハノイには観光地がたくさんあるんです。今回はハノイの観光地、タンロン遺跡にターゲットを絞って調べてみました。そしてタンロン遺跡にせっかく行くなら、周辺にもおすすめスポットがあるからぜひ行って貰いたい☆
ハノイの中心部にあるから色々あるんですよ。あっ!中心部だから本当にバイクと車の量がすごいから、道を渡る時は気を付けてくださいね♪
もくじ
ハノイ観光で実は穴場のタンロン遺跡
まだ知名度はあまりだけど、タンロン遺跡は実は世界遺産!正式には「ハノイ-タンロン王城遺跡中心地区」っていう名称なんですって。
でも世界遺産になると急に観光客が増えるイメージないですか?そう、あまり世界遺産だって事を知らない人が多いんですよ。だから観光客は本当にまばらな感じで半分貸し切りかと勘違いしてしまうほど(笑)
2010年に世界遺産に登録されてもまだ観光客は多くないので、今のうちに行くのが私のおすすめかな☆観光客が多くなると入場料が高くなってしまうかも?!
タンロン遺跡ってどういうもの?
タンロンとはハノイの旧称なんですって。だからハノイの遺跡=タンロン遺跡っていう感じになりますね★
1010~1804年の間、ベトナム王朝がほぼ一貫してここに都を置いた場所なんです。すごく長い間都として機能してたんですね!その規模も旧市街まで繋がっていたとか・・・。その後はフエという場所に都を移したよう。でも今はハノイが首都だから、結局はハノイが政治権力の中心地に適してたんでしょうね☆
ここは王城の跡地なんだけど、メインとなるのは地下に眠っています。そしてまだ発掘の真っ最中。少しだけその跡地を見れる場所があるから、それは後でゆっくり説明しますね。王城時代の建物はというと実は2つしか残っていません。あとはフランス軍によって破壊されたようです。
この場所はフランス軍の軍事作戦拠点に使われ、のちにベトナム戦争時にも同じようにベトナムの軍事拠点になっていました。なので敷地内には西洋風の建物もあり、そして軍事作戦室の様子も伺えるようになってます。
タンロン遺跡情報
営業時間:8:00~17:00
定 休 日:月曜日
入 場 料:30,000ドン
タンロン遺跡はこの順番で回ろう
ざっくり歴史が分かったら早速タンロン遺跡の中に入って見ましょう♪建物がいくつかあるけど、建物内は冷暖房効いてません!夏はとても暑いから、お水など水分の用意は忘れずに。
遺跡の敷地は驚くほど広いですよ。結構歩くだけでも大変かもしれません。私の友達は足がパンパンになったって言ってましたから(笑)なので、今回はこれだけ見ておけば間違いなし!というものをご紹介するので時間がない方にも安心のルートです。
まずは入り口を間違えないで!
区画整備された大通りの「ホアン・ジエウ通り」と「ディエン・ビエン・フー通り」の交差点そばに入り口があります。が、これが少し分かりにくいかな?気づかす素通りする人もいるみたいなので注意です(笑)
高い城壁がずっと続いてて、突如駐車場っぽい場所が塀内に見えます。実はここがタンロン遺跡の入り口。駐車場+大きな塀扉が見えたら迷わず入りましょう♪
ココに注意
タクシーで「タンロン遺跡」というと入場できない反対側の正北門に連れていかれます。通り名を伝えるのを忘れずに!
入口に入ったらチケットを購入!ちょっとビックリな建物
敷地内に入ると遺跡内をめぐるためにチケットが必要です。このチケット売り場もなんか分かりにくいですよ(笑)前方にまるで学校かのような建物があるんですが、ここがチケット売り場。ビックリするぐらい大きいです!建物の中に入るとすぐ左手にチケット売り場があります。ベトナムでは珍しい?チケットがICカードタイプなんです。
このチケット、記念に持って帰りたいなぁ~っていう人もいますよね?チケット売り場を正面にしたら右手に入場ゲートがあるんですが、ここで残念ながら回収。入場ゲート通る前に写真を撮ってみるもの記念になりますね♪
この大きな建物ですが、遺跡の見取り図やいくつかの展示品もあります。建物の広さに反比例して少ない感じですけど(笑)なかなか面白い展示品もあるのでざっと見るのもあり!
さらに詳しく
日本語パンフレットはありますが、見取り図だけのパンフレットで説明書きはありません。購入する必要はないかも?
入場ゲートをくぐるとそこは遺跡内!目の前の広大な敷地に感動
さぁ!入場ゲートをくぐるととても広い芝生が広がっていて開放的です。この芝生も綺麗に整備されているから思わず写真撮りたくなるかも。目の前には大きな建物が見えますよ。この建物、実は「門」なんです。そしてこの「門」から遺跡を巡る順番が始まります。
それでは無事入場ゲートまでたどり着けたので順番にタンロン遺跡の見どころを回ってみましょう♪
意外とビックリ!
世界遺産なのに、敷地内は係の人がほとんどいません(笑)自由に見れちゃいますよ☆
遺跡内で一番象徴的な建物「端門」
広い公園のような敷地を歩くと目の前にドーンと構えた「端門」があり、これも世界遺産の1つです。薄いクリーム色と赤い屋根がなんともベトナムらしい雰囲気☆
この門には登れますが、階段を登る前に先ほど伝えた「王城の跡地」をガラス張りに見ることが出来ます。おそらく発掘し終わった場所を公開しているんでしょうね。ただこれを見ても本当に一部で凄さがよく分からないって言われてます(笑)
門の頂上に上がるとその景色は圧巻です!ベトナムの英雄「ホー・チン・ミン」もここに立ってたんですよ!現在は芝生で整備されている所に国民が集まって、それはもう想像するだけでベトナムのパワーを感じます。ここからハノイのシンボル「フラッグタワー」も見えますよ。
View this post on Instagram
こちらも世界遺産!敬天殿の「龍の階段」
端門を見終わってどんどん進むと博物館があります。出土品や発掘の様子が分かるようになっていますので、時間がある方はぜひこちらも回って下さい。さらに奥にいくと何故か盆栽が無数に展示してある広場?に着きます。これについては、とくに説明もないようで盆栽の理由は不明です(笑)
でこの盆栽の広場の向かい側に9段くらいの階段が見えます。これが世界遺産の「龍の階段」と言われるもの。実際に見ると分かりますが、横長の階段に4匹の龍の彫刻があるんですよ。この龍、どうやら当時は手すりとして使っていたらしいです。迫力は満点で今にも龍がこっちに来そうな感じ!ちなみにまだ発掘調査中という事でこの階段に登る事は出来ません。
そしてこの階段の奥に当時の皇帝「敬天殿」の宮殿があったとされています。宮殿はすでになくフランス軍が軍の司令部をこの地に建てました。
View this post on Instagram
さらに詳しく
さらに奥に行くと「D67」という建物があります。こちらはベトナムの軍の司令部の建物。興味のある方は当時の様子が分かる展示内容になっているのでどうぞ☆
最後のクライマックス!またベトナムらしい色の「後楼(こうろう)」
さぁドンドン奥に進むと、またベトナムらしいクリーム色の建物が見えます。イメージ的には「端門」を凄くこじんまりした感じでしょうか?
ここは皇帝の側室やお世話している女性の控室だったと言われている場所です。実はとても殺風景で(笑)自由に上に上がる事が出来ます。ただ階段がとても急!本当に昔の人はこの階段登っていたのかな?と疑ってしまいますが。2階に上がると3部屋あり、真ん中の部屋だけ赤いじゅうたんと仏壇が飾られています。そしてこの部屋だけ写真撮影がNGなんですよ。
ちょっと悲しいのが説明が一切ない事。事前に知ってないと一体何の建物なのかも分かりません。でも歴史的に重要な建物なんだろうなぁ~というのは想像付きますけどね☆
余裕のある方は!
外壁を回るのもおすすめ!実は中からは見れない建造物があります。中でも「正北門」は必見です☆
タンロン遺跡まで来たら周辺のおすすめスポットも回ろう
タンロン遺跡までせっかく足を延ばしたのなら、周辺にもおすすめの観光スポットがあるのでぜひ立ち寄って貰いたいです。どれもタンロン遺跡から徒歩圏内だから観光ルートに入れてもらって大丈夫!タンロン遺跡で歩き疲れたら休憩出来る場所もあるから教えちゃいますね☆
ベトナム戦争の悲劇を伝える「ベトナム軍事歴史博物館」
タンロン遺跡から徒歩約10分ほどの所にあります。日本では「ベトナム戦争」と呼んでますが、ベトナム人は「アメリカ戦争」と呼んでるそうですね。
ここは名前の通り、ベトナム戦争時のものが数多く展示してあります。中庭には無数の大砲や戦闘機が展示してあり、実際に乗れるものもあるんですよ。そして旧ソ連が開発した「ミグ21」も展示してあり、これはベトナムの国宝になってるんですって!
建物内は戦時中に使われていた小物や銃などが展示されていますが、一番の目玉はひと際大々的に展示してある戦車です。これはベトナム人にとってとても大切な戦車なんですよ。旧ソ連製の戦車ですが、サイゴン陥落した際に実際に使われていた戦車という事。とても大きくて圧倒されますよ。
ここは多くの説明はありません。見る人がそれぞれ感じる場所を提供しているのかもしれませんね。
ベトナム軍事歴史博物館情報
営業時間:8:00~11:30/13:00~16:30
定 休 日:月曜日・金曜日
入 場 料:40,000ドン(カメラ持ち込みは+30,000ドン)
お隣にそびえ立つ「フラッグタワー」
ベトナム軍事歴史博物館内の敷地にひと際高く立つ「フラッグタワー」。こちらは世界遺産になっているようですね☆あまりガイドブックに載っていないけど、いつも人で賑わっています。
高さは33.4m。迫力も凄くて真上を見ると首が痛くなるかも(笑)このフラッグタワーは、1812年に7年もの歳月をかけて建てられた塔で当時は監視塔として使われていました。その後はご存知の方もおられるかもしれないけど、日本もベトナムを占領していた時代があり1940年には日本軍が電報局として使用していたという事も。タワーの壁面には沢山の傷があって、悲惨な状況に耐えた塔なんだなってなんとも言えない気持ちになります。
この塔は途中まで登る事が出来ますが、やはり階段がかなり急です!でも登り切った後景色を見渡すと、旧市街までが一望でき最高ですよ☆
View this post on Instagram
こちらもおすすめ
ベトナム軍事歴史博物館前の広場には「レーニン像」があります。そう、ベトナムも社会主義国なんですよ☆
歩き疲れたあなたはここで休憩を♪「HIGHLANS COFFEE」
ベトナム国内に約90店舗ある「HIGHLANS COFFEE」☆ベトナムのスタバと言っても過言ではありません(笑)もちろんハノイにも沢山の店舗があります。赤をモチーフにしてるのですぐに分かりますよ♪
私が何故ここで休憩をっと言ったかというと、ベトナム軍事歴史博物館の隣に「HIGHLANS COFFEE」があるんです。タンロン遺跡で沢山歩いてきっと疲れたでしょ(笑)
ここはオープンテラスで結構広い敷地だから、現地の人もよくここでお茶して語り合ったりしてますね~。手軽にベトナムコーヒーを味わえて、そよ風に吹かれながら一息入れてみてはいかがですか?♪あのコンデンスミルク入りはハマっちゃいます☆
View this post on Instagram
まとめ
世界遺産なのにまだ認知度が低いタンロン遺跡ですが、今だからこそゆっくり見れますよ♪絶対に穴場の世界遺産!まだ発掘調査中という事で詳しい説明はないですが、きっと何か肌で感じるものがあるはず!どうか歩き疲れない靴で行って下さい☆もしかしたら湿布いるかも(笑)
冒頭でもお伝えしましたが、この辺りは信号も比較的みんな守る?感じではあるけど恐ろしい程のバイクと車が走ってます。いくら信号が青だからと言って安心して渡らないで下さいね!