「地上の楽園」とうたわれる極上のリゾート地モルディブ!透き通った海に青い空を思い浮かべると、治安だって絶対に良いはず!って思っちゃいますよねー。
とはいえ、日本のいつも通りの感覚と同じというわけにはいきません!なんといってもモルディブはイスラム教国家ですから文化の違いもありますし、リゾート地とローカルアイランドでは治安にも少し差があるので注意が必要です。
ハネムーンや女子旅、観光で訪れた際にはどんなところに気を付ければいいのか旅行前に確認しておきましょう!
もくじ
モルディブの治安 まずは基本の治安情報を知ろう!
モルディブでは、リゾート地や観光の面では現在危険レベルの設定はありません。日本人が巻き込まれるような殺人、暴行事件はほとんどなく、海外旅行での基本的な防犯対策があれば大丈夫だといえそうです。
しかし、首都マーレを中心に不安定な政局による注意喚起が頻繁に出ているため、最低限の知識は持っておきましょう!
モルディブ観光地の治安情報 最新の事件は?
実はモルディブ国内では、2018年2月に15日間の非常事態宣言が出されていたんです!非常事態宣言っていう響きだけで、なにか大変なことが起きている感じがしますよね。これは首都マーレでの反政府デモから国民や観光客を保護するためにモルディブ政府が宣言したもので、
- 制限される権利もある一方、一般の移動、サービス、ビジネスは影響されない
- 全てのモルディブ人とモルディブに滞在及び訪問中の外国人の安全が確保されることを全てのモルディブ人と国際社会に保障するよう努める
とあります。警察による監視が強化され、非常事態宣言中の夜間外出禁止などもなかったとのことで、マーレ市内以外では特に警戒は必要なかったそう。
こちらの非常事態宣言は2018年3月23日に失効されているので安心してくださいね。
観光地の治安情報 モルディブで何が起きてるの?
モルディブの政局が不安定な理由のひとつとして、政権と野党との対立があるようですね。
2018年2月5日 非常事態宣言の経緯- モルディブ最高裁判所が政治犯の釈放と、議員を復権させる判決をくだす
- ヤーミン大統領が判決の取り消しを最高裁に要求
- 野党が判決の早期実施を求める集会を開催、治安維持部隊との小競り合いが起こる
事件はマーレ市内に集中していたため、その他の観光地やリゾートには特に影響はなかったそうです。
外務省海外安全情報では?モルディブ治安情報最新版
「現在、危険情報や感染症危険情報は出ておりませんが、最新のスポット情報や安全対策基礎データ等を参照の上、安全対策に心がけてください。」
というのが2018年3月現在の情報です。国会議員選挙などもあるので、政治活動に関する警戒が必要だということだけ頭に入れておいたほうがいいですよ!
マーレの共和国広場などでは週末の夕方から夜にかけて政治的な集会が開催されることが多いので、特に大統領府、共和国広場、最高裁判所には興味本位で近づいたり撮影したりは絶対にNGです!
ココに注意
今後同じレベルの非常事態宣言が出された場合は、とにかく首都マーレには近づかないようにしましょう!
首都マーレの観光地は特に注意!モルディブ治安情報
マーレ島は歩いて一周できる小さな島なんですが、なんと世界一人口が密集している都市だと言われているんです!また、失業者が10%を超えているため日本とは比べものにならないくらい貧富の差が激しい地域でもあります。
人が密集しているからこそ、マーレを観光する際には気を付けたいポイントがいくつかあるので確認しましょう!
モルディブ観光地 人口密集地域は治安も注意!
まず警戒してほしいのは、スリとひったくりです!マーレを歩いてみると本当に人の多さが桁違いだと感じるようですよ。現地の人たちは移動に原付バイクを利用するので、歩行者のすれすれをたくさんのバイクが通過するんですって。
人ごみに紛れたスリや、バイクで近づいてくるひったくりには常に警戒したほうがよさそうです!車道側に鞄を持っていたりなどちょっとした油断につけこまれてしまうので、防犯意識は高く持ってくださいね!
モルディブの治安情報 ゲストハウスでの盗難に注意!
ゲストハウスなどでは、宿泊客の高価な電化製品は狙われやすい傾向にあるようです。
最新機種のスマートフォンや、バックパックの中からノートパソコンやデジカメを盗られたなんて被害もあるので、ゲストハウスに荷物を置いて出かけるときなどは盗難防止対策を徹底しておきましょう!
観光地の路地裏は特に注意!モルディブ治安情報
失業者の数も多いマーレでは、麻薬や違法薬物の逮捕者が毎週のように出ているようなんです。人通りの少ない路地裏では昼夜問わずドラッグ常習者に遭遇してしまう可能性があるので近づかないようにしましょう!
マーレにはギャングのたまり場になっている路地裏もあるんだとか。危ない場所に近づかないだけで防犯対策になるので、とにかく興味本位で路地裏には近づかないことですよー!
女性は特に注意
ムスリム国家のマーレでは20時以降は灯りがかなり少なくなるようです。星を見にビーチまで散歩、というのも夜はやめておきましょう!ビーチ沿いには金品を要求してくる集団や女性を狙ってくる犯罪者がうろついているとのことです。
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深夜営業のお店はほとんどなく、早めに閉まる地域が多いみたい。暗いですね~!
治安情報 モルディブでは会計詐欺にも注意!
モルディブの通貨はルフィアで、1ルフィア=7円です。と同時にリゾートや観光地化しているところではアメリカドルも一般化されているんです。
外国人観光客を狙った会計詐欺として、会計時の通貨がルフィアだと思っていたら実はドルだったというケースがあるそう!カード会計の場合も通貨を確認してからサインしましょう!
モルディブ治安情報 リゾート島観光地で気を付けることは?
ローカル島に比べればリゾート島の治安は圧倒的に良いといえますね~。ですが、やはり最低限の防犯意識は必要ですので心構えを知っておきましょう!
モルディブ観光地 リゾート島の治安は良い?
モルディブでの観光客の滞在エリアはひとつの島にひとつのリゾートホテルが基本です。
空港からホテルまでの移動は専用の船等で向かうことが多いので、リゾートに宿泊すればスタッフ以外は外部の人が上陸することはありません。ホテルの船着き場もセキュリティがしっかりしているので安心ですね~♪
ホテルスタッフは、リゾートの一角にあるスタッフエリアの宿舎を利用していることがほとんどなようです。スタッフはゲストエリア立ち入り禁止の場合もあれば、スタッフがゲストと一緒に自由に食事できるリゾートもあるみたいですね。
モルディブのリゾート島治安情報 ここに注意!
盗難の心配はほとんどなさそうだなあ~って思っちゃいますが、やっぱり部屋を空けるときはセーフティーボックスを使ったり、プールサイドに貴重品を放置しないなど最低限の注意は必要ですよね!
それから、モルディブの女性は基本的に知らない男性ににこにこすることってないそうなんですけど、日本人は結構誰にでも愛想よく笑いかけちゃうせいかスタッフに好意があると誤解されることもあるそうですよ~。
人目につかないところで2人きりになったり、言いよってくるスタッフを部屋に入れないなども女子旅ではちょこっと意識してたほうがいいかも!
治安情報番外編 イスラム教国家モルディブならではの注意点もある?!
リゾート島の滞在だけだと実感が湧かないかもですが、モルディブはイスラム教国家です。
ここ数年のテロ事件などであまりいい印象がない人もいるかもしれませんが、本来はイスラム教って平和を好む穏やかな教えの宗教なんですよ。「旅人に優しくせよ」という教えもあるくらいで、国民性は穏やかで友好的なようです♪
イスラム教国家モルディブでは肌の露出に注意!
ムスリムの女性は顔以外の肌は露出NGで、ヒジャブという布で覆い隠さなければなりません。ビキニでの遊泳許可のあるビーチ以外では観光客でも肌を露出した水着で泳ぐことはできないので注意してくださいね!
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リゾート島では別になりますが、もしローカル島を訪れるなら現地の慣習に従って肩や脚の露出は控えましょう。
モルディブ イスラム教国家は飲酒、喫煙事情にも注意!
モルディブでは宗教上、飲酒は厳しく禁止されていて一度もお酒を飲んだことがない現地の方も多いんですよ。観光客向けにお酒を提供しているお店以外では、一切飲酒やお酒の購入もできません!
国内へのお酒の持ち込みも禁止で、空港の免税店で買ったお酒をモルディブに持ち込もうとしても没収されちゃうので気を付けてくださいねー!
喫煙に関しても、公共の場で許可されていることはほとんどありません。ローカル島ではレストランやカフェ、路上などでも煙草を吸うのは禁止されていて、罰金を取られる場合もあるんだとか!
断食月の観光に注意!イスラム教国家モルディブ
イスラム教国家のモルディブでは、1年に1度30日間の断食をする慣習があるんです。時期はイスラム教のカレンダーに基づいていて、2019年は5月5日~6月4日までとされているそう。
期間中モルディブ人は日の出から日の入りまで一切の飲食と喫煙をしません。ローカル島では観光客も公共の場所での飲食、喫煙が制限されたり、マーレではレストランなどの営業時間が変更することもあるみたいですよ~。
もし断食期間中にローカル島を観光する場合は、現地の人たちの反感を買わないよう配慮が必要ですね!
まとめ
わりと最近モルディブに非常事態宣言が出ていたなんて知らなかったので、ちょっとびっくりしちゃいました~!最低限注意することはありそうですが、リゾートではしっかり治安面も管理されていそうで安心ですね★
モルディブのローカル島を観光する際には、少し警戒心を強めておけば安全に旅行できる国には間違いないですよ~!
ローカル島観光ならこちらも